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2008年1月

グァテマラ・クプラのシティロースト

エルサルバドルに代わってグァテマラ・フィラデルフィア農園クプラのシティローストを始めました。なつみ珈琲ではクプラ=深煎りが定番でしたが、07クロップの出来がかなりいいので、このローストでもいい香味が表現できています。グァヤボとは違い、アンティグア産ブルボン種100%のピュアな味。 しっかりとした苦味とコク、フルーティな酸味、いつまでも余韻が続く心地よいアフターティスト。 どんなローストにも適応できる素晴らしい豆だということを、再認識しました。ぜひお試しを。 ちなみに、なつみブレンド①にも使っています。

ところで、今日初めていらした女性のお客さんから聞いた話ですけど、吉祥寺の中道商店街に三番地という珈琲専門店があって、以前私も何度か行ったことがありまして、味もなかなかで落ち着いた雰囲気のいいお店だったのですが、去年の秋に閉店されたそうです。今時マシンドリップのチェーン店が全盛の中で一杯,一杯ドリップで入れてくれる貴重なお店でした。文化の街と言われている吉祥寺ですが、大資本に飲み込まれ良識ある個人の店は、次々に消えています。お金の力に物を言わせた商売だけが生き残り何だかさびしいですね。流行の最先端も否定しないけれど、こつこつやっている本物さえも残れないなんて、おかしい。 今の日本を象徴しているような街になってしまいました。見た目だけ新しくきれいで、なんか薄っぺらさを感じます。やっぱり日本には文化は育たないのでしょうか? 武蔵野市も「まちづくり条例」を制定したりしてるけど、結局うわべだけ。街がきれいになるのも結構で必要なことだけど・・ね。とにかく残念なことが多すぎて、寂しさを感じている方、いっぱいいらっしゃると思います。 西荻、阿佐ヶ谷、高円寺にわざわざ出かけている話を、近頃よく耳にします。わかるような気がする今日このごろです。 

ノアールブレンドも変えちゃったんです

なつみ珈琲のノアールブレンドは、本日ローストのロットからブラジルの使用生豆を変更しました。 レクレイオ農園をシンコ・エストレーラ農園(セラード産)にしました。ナチュラルからウオッシュへの変更なので結構変わったかも。カフェ・オ・レにしている方にはより一層マッチするでしょう。ブラジルのフレンチも同じくシンコ・エストレーラになってますので、苦味とコクが少し増して、飲みごたえがあり産地の違いが明確に出ています。しばらくはこの味をお楽しみください。  ルワンダ・カレンゲラですが、テスト販売も即売り切れてしまいました。 来月から販売予定のつもりだったのですが、あまりの要望の多さに、今日から販売となりました。店に来てすぐローストしたのですが、ブログをご覧になったお客さんが、完成する前にいらしてしまいました。「 せっかく遠くから来ていただいたのに、ごめんなさーい。」

もうひとつ、お知らせです。

エルサルバドル・サンタテレサ農園のパカマラは残り僅かになりました。 これでパカマラシリーズはしばらくお休みです。 ニュークロップが入荷するまでお待ちください。今度はニカラグアもやってみようかな。

寒い日が続きますね。風邪をひかないように気をつけましょう。

なつみ珈琲店・至高の深煎りルワンダ

2日前にローストしたミビリッチをテースティングしました。 カレンゲラと比べ香味の変わっていくのが非常にゆっくりしています。この豆は味が出てくるのに1週間位かかりそう。 まだあのまったり感が去年のようにはなりきれず、産年による違いが明確に出ました。今年のは、グリーンも強く、フレッシュさと乾燥,精製の良さにより、すっきりとしたクリアーな味の傾向。ちょっときれいすぎてしまうのです。自分としてはもう少しかなと思うので、今回はカレンゲラを使用する事にしました。  こちらは2~3日で味が出てくるし、ミビリッチより個性的です。生豆は多少の欠点がありますが、許容範囲。 あとはロースト次第なので、より美味しく、至高のルワンダを作ります。ご期待下さい!

ところで、今日はついに雪が降りましたね。あんなにでっかいのがガンガン降ったら、外に出る気なんて起こりませんよね。おかげで暇だったので、ローストの微調整ができました。ここのところ急激な気温低下や乾燥などにより、生豆のコンデションが変わってきていて気になっていたのですが、こんな日じゃないとなかなかじっくり見ながらできないのです。経時変化の早い豆は要注意、味がぶれてしまいます。 ウオッシュ行程と乾燥でこのあたりは違いが出るようです。07クロップのエチオピア、タンザニアはそこらへんが厳しくて、ニュークロップがくるまでもたず、なつみ珈琲では販売をひかえます。 エチオピアはもうしばらくありますのでお早めに。 

ルワンダのつづき

今日ミビリッチをローストしました。  生豆はしっかりとグリーンを保っていて、欠点もほぼ無いといってもいいくらいの出来で06/07クロップよりいい状態。カレンゲラは少し欠点が多めだったので余計きれいに感じる。ステーションによる差が感じられますね。  さてローストですが、うちの定番の深煎りなんですけど、豆質的にあんまり深くすると抜けてフラットな味になってしまうので、煎り止めはかなり神経を使います。  釜から出す時の温度が1度違うとイメージしていた味にならない微妙なローストを施しています。  この豆に限らずうちの深煎りは、手前の煎り止め(ミディアム~フルシティ)の延長という考えではありませんので。

煎り上がりは、ムラが出ずとってもきれい。 実の熟度が揃い精製、乾燥が素晴らしいのでしょう。 さて、カップテストですがロースト2時間後だったので、まだ本来の香味ではありませんが、カレンゲラよりもコクがあり舌ざわりがスムース゛、クリアーでありながらオイリーなまったり感を併せ持った期待できる仕上がりでした。個性ということであればカレンゲラでしょうが私、個人的には深煎りでも苦味がまぁあるく、まったりのミビリッチに惹かれてしまいます。どちらになるのか、あと数日味を見つつ、決めたいと思います。

ところで、昨日は雪が降らず良かったですね。東京では雪というものは一種の災害になってしまい、困りものです。冬の情景を楽しめないのが都会というものなのでしょうか?

雪を眺めながら珈琲でもいかが?

やっぱルワンダこりゃうまいぜ!

昨日ローストしたルワンダ・カレンゲラ、今日お客さんと飲んでみたらコクが増し舌触りもスムースになっていてとてもいい感じ。  変わり身の早いやつですねー。はっきり言って昨日のままだったらパスしてミビリッチにしようかと思っていたとこです。2日目でここまで来るとは思ってませんでした。  深煎りなのに苦味がやさしく、濃度はけっこうあるけど重い味にならず飲みやすい。 そのお客さんが普段飲まれてるのは深いのでもブラジルかコロンビアぐらい、あんまり深いのは飲まない方なんだけど、「こいつはいいね、飲みやすいし深いのもいいもんだね」とかなり気に入られた様子でした。 あとはミビリッチをテストしてどっちにするか決めなければ。  そうとう迷いそうです、二つやるわけにいかないしね。

どちらにしても、究極の深煎りルワンダを作ります。お楽しみに!

ルワンダテスト販売中です。

今日ルワンダの豆が届きました。  ミビリッチとカレンゲラの2種類のうちどちらかを使用するつもりです。さっそくカレンゲラをローストしてみました。  当日のカップテストなので何ともいい難いのですが、去年のミビリッチと比べると少しボディが弱くすっきりとした味わい、かすかにエチオピアっぽいニュアンス。んーどうでしょう。  個人的にはミビリッチのまったり感が気にいっているのですが_______。ミビリッチをローストした時点でまたレポートします。気になった方はお早めに、本格的に店に並ぶのはたぶん来月からになりますので。

いつも色々とお世話になっているお店のご主人と電話で話していた中で、とても歴史のある某生豆問屋の営業さんが私の事について意見していたようです。

「なつみ珈琲は豆の品質にたよりすぎ、普通の豆でも何とか美味しく作っていくのが自家焙煎店だろう」と。そうおっしゃってたようです。  腕がないから豆に頼っていると言いたいのでしょう。その営業さんはもう何年もうちの店に来ておらず、当然うちのコーヒーもずっと飲んでいないわけで、なんでそんなこと言えるんですかね。 寝言は寝て言え!

店を始めてしばらくたってから2年間ぐらいその問屋からもいくつかの豆を仕入れていたのですが、毎日、毎日ローストしているうちにいろんなことが分かってきて自分の基準が上がってくるわけです。まあこんなもんだろうというレベルのものではこれからの時代の自家焙煎店では存在意義がないと考えました。もちろん、開店当初から本当に美味しい珈琲を作るのが当たり前と思っていましたが・・・。その問屋にもいくつかは素晴らしい豆がありましたが、香味が年々落ちてきたりして今では仕入れていません。  もちろんどんなすぐれた豆でも年によって出来不出来がありますし、そういうのも技術で何とかするのが自家焙煎店だというのでしょう。何とかはなるけど最高のものは作れませんけどね。そこらへんの考え方がが他の食品と違っていますね。料理でもワインでも最高の材料を求めるのが常識ですから。  こんな話でつまらなかったと思います。次は楽しめる話にしましょう。ではまた。

  

レクレイオ・海上移動中です。

レクレイオのナチュラルは12月30日にブラジルの港を出ているようです。うちに入って来るのは2月中旬頃になるでしょう。 パルプドナチュラルの方は先に入荷しているので暫くそちらを使用します。ブレンドは3種類ともこのニュークロツプに切り替わります。  レクレイオは経時変化の少ない豆で、今現在も何も問題なく使えていますが、フレッシュさが加わってよりうまみが増すでしょう。  ストレートのブラジルはシンコ・エストレーラ農園を継続します。

と言う訳で、当店のブレンドはちょくちょく変わっていきますのでご理解を。  なつみブレンド②ですが、ロースト後10日経ったのを飲んでみたらコクが増し、クリームのような舌ざわりでとてもいい感じ。以前のような苦味は出ていませんが、香りもよく出て濃密な味になっていました。  このように、深煎りの珈琲は、ローストして日にちが経ってからのほうが味が熟成して美味しさが増す傾向にあります。  カフェをやっている自家焙煎のお店だと2週間たたないと使わないところも多いと聞きます。  しかし、豆として販売するのであれば新しいうちに持って行ってもらい、味の変化を楽しみつつそのあたりを理解してもらいたいと思っている私であります。 この辺のことは店によって色々考え方があると思いますが・・・。  コーヒーミルひとつとっても選び方にはその店の考え方が表われていますので。   寒さが増して深煎りの濃い珈琲が特に美味しく感じますね。

今の時期、道具を揃える方が多いのは一番珈琲が美味しく感じる季節だからでしょうか?

  

なつみ珈琲店、器具が置いてない?

当店、ただいま器具の在庫がほぼありません。今年4日からはじめて器具がやたらと売れて棚がスカスカの状態です。なんか、何も置いてないやる気のない店に思われそう。 正月明けで注文してもすぐには届かずご迷惑をおかけしました。 明日にはほぼ揃うと思います。

ここ数月ですが、コーヒーミルの質問をする方がやたら多いんです。どれを買ったらいいのかわからなくて迷いますよね。また、買ったはいいけど店で挽いてもらったように美味しくできないetc....。このブログでも前に書きましたが、ミルは慎重に選びましょう。  業務用のでもけっこう差があります、量販店やチェーン店で相談してもまずまともな答えは返ってきません。自分がいつも珈琲豆を買っているお店で聞いてみましょう。

珈琲の器具も値上がりが始まっています。高価なものは早目にそろえておきましょう。

ペーパーフィルターも春には全メーカー値上がりするでしょう。だからと言ってディスカウント店などのわけのわからないメーカーの安いものを使うのは避けたほうが賢明でしょうね。

ごくまれに、結構いけてるのがあったりしますけど。  私も以前いろいろ試して失敗しましたが(店を始めるかなり前)スリーフォーが気に入って使っています。店に置いてるのもそのメーカーです。ドリッパーとぺーパーの組み合わせを色々変えてみるのも味の微妙な違いが楽しめます。 そうやって自分の好みの味を探してみるのも面白いものです。

さて、今日は初雪は降るのでしょうか?あったかい珈琲でも飲んでのんびりと過ごしましょう。  のんびり出来ないという方も珈琲で体を温めてお出かけください。

ルワンダ もうじきやって来る!!

おととしから去年の春先まで、当店では初めて販売し大好評だったあのルワンダが帰ってくる。 あと数日で通関が切れるようなのでサンプルを数種類取ってその中から一番深煎りに合う豆をチョイスします。 ちなみに去年はミビリッチでした。

さて、今回はどれになるのかテストするのがとても楽しみです。

前回のミビリッチはルワンダで一番最初に栽培が始まった地区です。  1904年にドイツの宣教師使節団がグァテマラからブルボンを持ち込んだのがこのミビリッチ地区です。

精製がいいので欠点も少なくきれいな豆でしたが今回はどうでしょう。

味は他のアフリカを代表するタンザニア、ケニアとはかなり違う印象でした。深煎りにするとグァテマラに近いニュアンスがあり、100年たっているとはいえ遺伝子というものをすごく感じました。  テースティングの結果は後日このブログでお知らせします。

土日は天気が崩れる予報が出ています。  寒い雨になるのでしょうか?まさか雪.......。

グァテマラ・グァヤボあと僅か!

個性的な香味で好評のグァテマラ・プランデル・グァヤボはあと僅かとなりました。産地としてはかなり新しい地域で、パカマラ種とは思えないしっかりとしたコク、フルーテイな味わいはブルボン種の正統派的な物とは一線を画す超個性的な豆でした。

エルサルバドル、ニカラグア等,中米産のパカマラはどれもきわめてソフトな味わいで個人的にも好きなこともありますが、毎年必ず販売しています。 しかしこのグァヤボは同パカマラでも産地が違うとこんなにも味が変わる、しかも激ウマな良い例でした。

今年も新豆が入荷次第、販売を再開するつもりでいますので飲みそこなった方それまでお待ちください。

コロンビアが......無い。

なんという事だ! 明日ローストする分のコロンビア、選別したのが無いではないの。 気がついたのが23時頃、クゥーきつい、しゃれにならない。  さんざん他の作業をした後に無いのに気づき、急いで選別をして終わったら1時でした。

今日はコーヒーミルの分解掃除をしたりして遅くなっていたので深夜の選別はかなりこたえました。 年末から新年と落ち着かない日々が続き、こんな間抜けなことが起こってしまうんですね。  他にも何か忘れているかもしれないので、明日は色々チェックしてみよう。

というわけで、もうしんどくなってきました。  おやすみでーす。

なつみ珈琲は明日(4日)から

今日からローストを始めました。2~3日、間に合わない豆があります、ご了承の程よろしくお願い致します。  天気も良く、新年そうそうローストにはいいコンデションの一日でした。

気温が下がり湿度も下がる冬の季節は豆の状態が変わりやすいので、それに合わせたロースト調整をするのですが、営業日だとなかなかじっくりとできないので今日は貴重な一日でした。

マンデリンですが、今度のビンタン・リマはシボルガと比べ苦味は少しおとなしくなりますが香りは充分ありクリアーな印象。  好みもありますが今の時期ではこれがベストのようです。

ニュークロップは遅れ気味なので暫くこれを使用します。  ガッンと来るのがお好きな方,今しばらくお待ちください。

以前好評だったルワンダはもうすぐだと思いますが、何種類かあるので深煎りを前提にチョイスします。  ちなみに06/07はミビリッチでした。

明日から営業再開です。今年もとびっきりのコーヒーを飲みたい!

  

コーヒープリンス1号店

韓国の連続ドラマで、珈琲ショップを舞台に繰り広げられる若者たちの恋と夢を描いたユン・ウネ主役の作品です。ドラマの中で日本の自家焙煎珈琲屋そのものの店内、富士珈機の釜などが出てきます。  韓国で視聴率がすごかったらしく、おかげであちらでも自家焙煎ブームのようです。  日本には韓国からたくさんの方が研修にいらしています。

釜もあちらには無いので日本のメーカーは忙しくなっているようです。     この機会に

コーヒーというものを通じて良い交流ができればいいと思います。

うちの店にも以前、韓国からの留学生の方がよくいらしていました。多分もう国に帰られたと思いますが深煎りがお好きで、コーヒーを淹れてさしあげると帰り際に必ず「有難うごじぇーました」とちょっと韓国なまりでお礼を言われる好青年でした。 今後日本に来ることがあればまたうちに寄ってほしいと思っています。  ちょっとソ・ジソプに似てたかな?

私も韓国に行きたいと前から思っているのですが、なかなか休みが取れずのびのびになっています。

コーヒープリンス1号店は1月18日からBSジャパンで22時から放送開始です。コーヒーに興味がある方は楽しく見れると思います。  ご覧になってみてははいかがでしょうか、主役のユン・ウネはとっても可愛いです。

なつみ珈琲2008

明けましておめでとうございます。  今年も宜しくお願い致します。

大晦日は毎年のことながら店内の掃除に追われつつの営業、バタバタしているうちに一日が過ぎてしまいます。  今日もお客さんといろいろ話しこんでしまい、結局店を出たのは8時すぎ。

そしてやっとのことで買い物を済ませ、帰宅したのは10時頃でしょうか。  それから年越しそばを食べ、年が変わった頃までは起きていたのですがいつの間にかソファーで寝てしまい目が覚めたら5時すぎでした。そして今、寝ぼけつつこれを書いています。

明日、あさってと2日間休みだと思い、久々に気が緩んだ感じです。

一年間の疲れがドーッと出たかな。なにせ去年はほとんど休みをとっていなかったので一気に来たようです。

今年はたまに休みを取ろうと思います。不定休ゆえ突然休みますのでよろしくです。

これから少しずつ新豆の情報が入ってきますので随時お知らせします。

ではみなさん、ゆったりとしたやさしい時間を珈琲とともにお過ごしください。

良い一年になりますように。

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