やりきれない気分.......。
今日は、ここのところご無沙汰になってしまったブログを更新する予定でした。店のこと、 書きたい事はいっぱいあるのですが、あることで今回はコーヒー以外の話を書かせていただきます。
実は、うちの店がある建物の玄関口の裏側にツバメの巣があります。 ひと月くらい前から作り始めて先週ようやくヒナが孵りました。餌をねだる声がよく聞こえてきます。親鳥は日中ずっと飛び回って餌を運んでいました。日が落ちると巣に戻って雛をじっと守っています。 風を防いで雛の体温が下がらないようにしているのでしょうね 。
こんな日々が続いていたのですが、この数日子供達の騒ぐ声がやたら聞こえてきます。 そうです、巣を見つけて騒いでいました。下校時間になると次から次からやってきて、しかも大人数で。 はっきりいってうるさくて 仕事にならないくらいです。ツバメだってたまったものじゃないでしょう。 何度か静かにしてあげるように言ったけど聞きゃしません。 私が子供のころはそこらじゅうにツバメの巣があったけど、自然と声を潜め静かにそっと見たものです。誰かに言われたわけではなく、なんとなくそうしたものです。 野生の動物にとって人の大声は恐怖だと思います。 特に子供の声は。
そして今日のことです。 夜になって店を閉める前に巣を見たら、ヒナだけ顔を出していて親鳥が帰っていません。ありえないことです。 そういえば今日は餌をねだる声がほとんど聞こえてませんでした。 物音で反応してヒナは鳴いています。
恐れていた通りになってしまったのでしょうか? 親鳥はどぅしちゃったの? 夜は気温が下がるし餌も食べてないし大丈夫なわけないですよね。
私が心配しても何になるわけではないけれど、明日になったら親鳥がいてヒナが餌をもらっている事を願っています。
野生動物は人が干渉せず、そっとしておいてあげたいものです。それもやさしさの一つだと思いますし、都会で自然に触れる機会が少なくなった今、ツバメの巣作りを見ることも貴重な体験ですよね。
ケ゜ームやアニメとかと同じ感覚で動物と接してしまう今の子どもたち。 なんかむなしい。
今回こんな話になってしまいすみません。 次回は元のコーヒーブログです。
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▲グアテマラ・アンティグアで快走中、ま、あと数日というところですが……身につまされるお話です。
▲ツバメは稲などの実りを守る大事な鳥と聞いて育ちましたが、そういう物語が消えましたね。動物園にいる鳥、図鑑にある鳥に過ぎません。親も先生もそうとしか思わず、それが顔に出て、子供に顔を読まれています。かくては、ずっと続いた日本人もここで崩れるのでしょう。
▲玉川上水のうんと上流の堤に大きなスズメバチがおり、子供が刺されると危ないから市役所に頼んで駆除するかという話を聞きました。そんなの昔は武蔵野三鷹の林にいくらもいました。林に入るときは避けて通るように教えられました。自然とはそういうもの。駆除は危機切迫の時の最終手段のはずでしょう。
▲動植物との付き合い方の知識と経験が、ここ何十年かで崩れましたね。問題はその行く先です。もしかするとコワイことの始まりかも。
▲親鳥どうなりました? 悲しい結末でしょうか?
投稿: hiroちゃん | 2008年6月27日 (金) 23時27分
ツバメですが、昨日はいつ戻ったのか何度か餌を運んでいましたが、巣の真下に落ちている糞の量が少なく、餌を運ぶ回数が減っているようです。今日も親の姿をあまり見ていません。何羽かいるうちの一羽が巣から落ちたりしてしまうのとかは自然の流れでしょうがないと思いますが、人間の愚かな行動で野鳥の子育てを放棄させてしまうのはいかがなものでしょう。優しさや想像力が欠けているのです。世の中、環境とかエコロジーとかがよく言われていますが、それ以前(人の心)の問題が大きいと思っていますが....。
投稿: なっち | 2008年6月28日 (土) 03時00分
梅雨にツバメ、街ではあまり見かけなくなってしまった光景。
「シーッ」ってな感じで立てた指をクチにあてて抜足差足、
小走りのようで実はゆっくり、横目で驚かないようにと盗み見。
すこし離れたところで可愛かったねーとみんなして飛び上がり、
ランドセルの中の筆箱もガチャガチャと‥
自分の記憶はこんなようなもんでした。
他人という人に限らず生き物みな、草木果ては風や石にまで
礼をもって接する文化はどこへやら。
深夜ウイッツマティグを挽き甘い香りで想い出を懐かしむ。
1週間で甘さ倍増、軽く煮詰めたようなコクは冷めてもよし。
さすが「美しい」シリーズ第二弾!
おやいつのまにか珈琲の話しに‥、これも好きな味です。
投稿: 音響屋 | 2008年6月28日 (土) 04時17分
音響屋さん、情緒あるコメントをありがとうございます。 子供のころの町の情景が思い浮かびました。吉田拓郎さんの確か「夏休み」というタイトルの曲だったと思いますが、30数年前のアルバムの一曲なんですけどピッタリな感じです。知ってます?
投稿: なっち | 2008年6月29日 (日) 02時08分
▲音響屋さんはなかなかの書き手ですね。たった数行で昔の風景にホンワカ、ブヮォォーーンと誘い込まれます。それと珈琲を結びつけるのはやや無理筋ながら……、
▲いつの間にやら、その香りがホンワカ、ブヮォォーーンと。珈琲は人の感性を羽ばたかせるのでしょう。ま、これ、大人の間合いですね。
投稿: hiroちゃん | 2008年6月29日 (日) 20時43分