一番摘みのブラジル・正統派ではない裏ワザ的な味わい?
ニュークロップ、始まりました毎年恒例のセラード一番摘みです。通常のブラジルはだいたい12月から1月がニュークロップの入荷時期なのでこれはかなり早いのです。 瑞々しさと今だけ味わえる香味がウリのブラジルです。去年はシンコ エストレーラ農園でしたが、今年はドイス イルマンス農園です。生豆の見た目はウォッシュ加工ゆえしっかりとしたグリーン。欠点は香味に影響が出るようなのは見受けられないが、若干の変形が見られエージング期間と脱穀するタイミングの問題があると推測 される。このあたりは出荷時期が早いこともあり、コントロールが難しいのだろう。 何年か前のボアビスタ農園は完璧な仕上がりでしたが......。ローストですが、うちの定番のフルシテイ+です。最初はいつもこうなんですけどちょっとローストがデリケート。豆が軟らかく水分が多いのであたりまえなんですけど、特にこいつはやっかい。安定して落ち着くまでけっこう日にちがかかります。 当然煎りムラも少し出ます。 香味はやっぱりの印象だが、香りは充分あって苦味はややとがり気味に感じ、コクの出方がちょっと個性的。これはカツアイ的なものを感じるが、手摘み完熟はムンドノーボのはずなんだけど。これは確認してみます。 ブラジル本来の味ではないが、やはり今だけの美味しさは充分持っている豆です。ここのところうちではナチュラルかパルプドナチュラルを使っていたのでこの豆はウオッシュという事もあり、ちょっと異質に感じると思いますが美味しいのでぜひお試しください。
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